野上麻子医師の論文がJGHに掲載

Nogami A, Iwaki M, Kobayashi T, Honda Y, Ogawa Y, Imajo K, Higurashi T, Hosono K, Kirikoshi H, Saito S, Nakajima A, Yoneda M. Real-world assessment of SmartExam, a novel FibroScan computation method: A retrospective single-center cohort study. J Gastroenterol Hepatol. 2022 Nov 27. doi: 10.1111/jgh.16076. Epub ahead of print. PMID: 36436879.

URL: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/jgh.16076

野上医師のコメント

 超音波エラストグラフィのパイオニア機器、FibroScan® の新しいcomputation methodであるSmartExamの従来機器と比較した検討に関する論文をJournal of Gastroenterology and Hepatologyにアクセプトいただきました。
 慢性肝疾患の診療において、肝臓の線維化(肝硬度)・脂肪化を簡便に測定することが重要とされております。
 SmartExamは、2021年に発表されたFibroScan®  (EchoSens, Paris, France)の新しいアプリケーションです。肝硬度・脂肪化の測定をより正確に実施できるよう改良されておりますが、臨床からの報告がありませんでした。今回の検討では、SmartExamの有用性を従来機器と比較すると共に、その診断能をMRエラストグラフィ/MRI-PDFFを基準として検討いたしました。検討結果より、SmartExamは従来型機器と同様に高い診断能を有するとともに、従来機器により測定される結果と相同性を有し、臨床で使用していく上で有用である可能性が示されました。
 本検討は、SmartExam搭載のFibroScanをインテグラル社より無償貸与いただき、行っております。インテグラル社の皆様およびこのような機会をくださった中島淳先生、米田正人先生、MR室放射線技師の皆様をはじめ、ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 

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