AASLD The Liver Meeting® 2023活動報告

 2023/11/10-14に米国ボストンにて行われたAASLD(American Association for the Study of Liver Disease)The Liver Meeting®2023にて当教室より、中島淳主任教授の講演と演題の報告をいたしました。現地へは、中島主任教授と野上麻子先生が参加(APASL2022で本学会への参加のtravel grant獲得)いたしました。

*シンポジウム

Steatotic Liver Disease Nomenclature Implementation Symposium.
Mary E. McCarthy Rinella, Aleksander Krag, Mohamed El-Kassas, Ajay K. Duseja, Stuart K. Roberts, Graciela Elia Castro-Narro, Atsushi Nakajima
(2023.11.11 am8:30-10:00 at Auditorium-Hynes Convention Center)
横浜市立大学附属病院 中島 淳主任教授

AASLD/Japanese Joint Symposium; Cutting Edge: Approach to diagnostics and treatments in chronic liver disease. 
Yoshihide Ueda, Atsushi Nakajima, Alina m. Allen, Erin Maynard
(2023.11.13 am8:30-10:00 at Room312-Hynes Convention Center)
横浜市立大学附属病院 中島 淳主任教授

*POSTER PRESENTATION

A CROSS -SECTIONAL STUDY IN GENERAL POPULATION FOR THE PREVALANCE OF NONALCOHOLIC FATTY LIVER DISEASE, DISTRIBUTION OF FIBROSIS STAGE USING VIBRATION-CONTROLLED TRANSIENT ELASTOGRAPHY, AND DETERMINING THE BEST CUT/OFF VALUE OF FIB-4 INDEX. (2023.11.11)
横浜医療センター 小川 祐二医師

 本年の学会は、脂肪肝をfatty liver からsteatotic liver disease (SLD)へ、NAFLD (nonalcoholic fatty liver disease)からMASLD(metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease)へ改名が宣言されてから初のAASLDでした。
 そのため、毎日この名称変更に伴い、変わっていく部分に関するdiscussionが盛んにおこなわれておりました。
 とりわけ、MASLDへの名称変更後どのような方向性で行くかを議論したシンポジウムは会場の最大の部屋で実施され、中島主任教授は日本の代表として見解を述べられておりました。各国の意見の飛び交う中、白熱したシンポジウムが開催されました。
 また、日米肝臓学会との合同シンポジウムでは、日米における肝移植と脂肪肝に対する非侵襲的検査(NITs, noninvasive tests)の現状について報告があり、中島主任教授は脂肪肝に対する非侵襲的検査について、当教室からの報告を交えながら発表されておりました。

 野上医師は、現地のFibroScanのワークショップに参加し、海外のハンズオンがどのように行われるのか体験。海外の研究者とのdiscussionや最先端の研究を学び、今後につながる学会となりました。また、ボストンの海鮮やNBAの熱い試合も堪能でき、大変充実した日々を過ごすことができました。
 来年はもっと多くの結果を国際学会でも発表できるよう、日々頑張っていきたいと思います。
 この場をお借りしまして、快く参加を許してくださり、不在の間、病棟や外来の代行を行ってくださった先生方に厚く御礼申し上げます。

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