岩城慶大医師の論文が『Hepatology Communications』に掲載

岩城慶大医師の論文「Combined, elobixibat and colestyramine reduced cholesterol toxicity in a mouse model of metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease」がHepatology Communications誌に掲載されました。

Combined, elobixibat and colestyramine reduced cholesterol toxicity in a mouse model of metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease

Michihiro Iwaki, Takaomi Kessoku, Kosuke Tanaka, Anna Ozaki, Yuki Kasai, Takashi Kobayashi, Asako Nogami, Yasushi Honda, Yuji Ogawa ,Kento Imajo, Haruki Usuda, Koichiro Wada, Noritoshi Kobayashi, Satoru Saito, Atsushi Nakajima, Masato Yoneda

Hepatology Communications, 
2023 Oct 31;7(11):e0285. doi: 10.1097/HC9.0000000000000285. eCollection 2023 Nov 1.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37902528/

[岩城医師のコメント]
 2023年欧州肝臓学会国際肝臓学会議(EASL-ILC)にて、非アルコール性脂肪肝炎(NASH:nonalcoholic steatohepatitis)からMASH:metabolic dysfunction-associated steatohepatitisへの命名変更が提案されました。
 MASHは健康に対する脅威として急速に拡大しております。
 しかし、治療の必要性が明らかであるにもかかわらず、認可された治療法はまだありません。
今回の研究では、MASHマウスモデルを使用して、コレステロールが肝臓に及ぼす毒性について検討しております。そして、その毒性を、エロビキシバットとコレスチラミンという薬剤を併用することで効果的に解消できることを証明しました。
 現在当教室にて実施している同薬剤の臨床試験の結果を心待ちにしております。
 大学院1年目からの続けてきたマウスを用いた基礎研究がこのような結果を結び、Hepatology communications 誌にアクセプトして頂けたことを、とても嬉しく思います。このような素晴らしい研究機会を与えていただきました中島淳教授、山王病院斉藤聡教授、米田正人先生、国際医療福祉大学成田病院結束貴臣先生をはじめ、肝胆膵消化器病学の先生方、実験助手の方々、秘書の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
                             岩城 慶大

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