小田貴之医師の研究プロトコル論文が「PLOS One」誌に掲載
当教室の小田貴之医師の研究プロトコール論文「Prophylactic endoscopic transpapillary gallbladder stenting at fully covered self-expandable metal stent placement to prevent cholecystitis in malignant distal biliary obstruction: A multicenter prospective single-arm study protocol (PROTECT study)」が『PLOS One』誌に掲載されました。
Prophylactic endoscopic transpapillary gallbladder stenting at fully covered self-expandable metal stent placement to prevent cholecystitis in malignant distal biliary obstruction: A multicenter prospective single-arm study protocol (PROTECT study)
Oda T, Kurita Y, Suzuki M, Shinoda S, Sato T, Nihei S, Honda Y, Iizuka T, Yagi S, Hasegawa S, Kubota K, Yoneda M
PLoS One 2026 Oct 29
21(10):e0361468. doi: 10.1371/journal.pone.0361468. eCollection 2026.
PMID: 42955926 PMCID: PMC13718957
【小田貴之医師のコメント】
本論文は、悪性遠位胆管狭窄に対するFCSEMS留置後の胆嚢炎発症予防を目的としたETGBSの有効性・安全性を検討する多施設共同単群臨床試験に関するプロトコル論文になります。
悪性遠位胆管狭窄に対して、被覆型自己拡張型金属ステント(FCSEMS)を留置した際、胆嚢管開口部を閉塞することで処置後胆嚢炎を発症してしまうことがあります。胆嚢炎を発症してしまうと、その後の癌治療に遅れが生じてしまったり、致死的となってしまうこともあります。FCSEMS留置時に胆嚢ステント留置(ETGBS)を併用することで、処置後胆嚢炎発症リスクを低減させる可能性が報告されていますが、これまでの報告は小数例の後方視的検討に留まります。本研究はETGBSの有効性を前向きに検討する研究であり、現在症例集積中です。
本研究の計画・実施にあたりご指導・ご協力いただきました共著の先生方、ならびに関係者の皆様には心より御礼申し上げます。今後研究結果を報告し、胆膵診療に貢献できるように引き続き症例集積を進めてまいります。
またこの場をお借りして、本論文の執筆にあたりご指導いただきました栗田裕介先生、鈴木雅人先生、統計学教室の篠田覚先生に深く御礼申し上げます。
