NHK EテレTVシンポジウム 健康長寿のカギ『腸活』
放送日時:2023年11月19日(日) 14時30分~15時30分
パネラー 中島淳(横浜市立大学) 内藤裕二(京都府立医科大学) 新井信(東海大学)
司会 好本恵
ゲスト 友近
(放送内容)
1000種類以上100兆個もの腸内細菌が生息している腸。
腸内細菌は便秘や下痢などおなかの調子だけでなく、心、筋肉、肥満、病気や人の寿命にも関係し、影響を与えることが最近の研究からわかってきました。
偏りなく多様な腸内細菌がいる人ほど健康で長生きであるという論文も発表されています。番組では、腸内環境整えるため、日頃から実践したい食事や運動、便秘を改善する薬などが紹介され、健康長寿のカギとなる「腸活」について、専門家の様々な意見が披露されました。
中島教授は、自分が便秘だと気づくことが重要性を説き、便秘が引き起こす病気は多く、たかが便秘と軽く見ない方がよいとのメッセージを発信。
便秘と食生活は密接な関係があり、まずは朝食をとる、水溶性食物繊維をたくさん取るなど食生活を見直すこと、運動量を増やすことを心掛け、それでも改善しない場合は薬物療法を追加し、腸内細菌の多様性をあげることを目指すことを推奨いたしました。